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うちのケースの前提条件
- 共働き総合職夫婦(仕事・家事育児の分担割合は50:50)
- 両実家遠方(じいじ・ばあばヘルプなし)
- 子ども2人(3歳・1歳男児)
保育園児は年間どれぐらい病気をするのか?
東京女子医科大学の研究によると、以下のとおり。(n=1834名:男児989名・女児845名)
0歳児の病欠日数が最も多く平均で 19.3 日であった.
年齢が上がるにつれ平均日数 が減少し5歳児クラスでは 5.4 日となっていた.
出典:東京女子医科大学「保育園児の病欠頻度に関する研究」(平成29年10月 東女医大誌 第87巻第5号 頁146-150 )
しかし長男氏が0歳児4月入園で育休復帰し、1年働いた後の身としては
「みんなそんなもんなの?うちは20日弱なんてもんじゃ済まなかったぞ…?」
が正直な感想でした。
改めて実績を確認すると、なんと長男氏は75日/年h保育園を欠席なり早退なりしていたのであった。こいつはヤバい…
そこで平均19.3日/年の分布を知るべく、twitterのアンケート機能を活用して行った調査結果がこちらです。↓
https://twitter.com/MimitabuTareyo/status/1032980926102302720
THE 個人差
要はフタを開けてみないと分からんということですね。ちぃ、覚えた。
どんな病気でどれくらいの日数休むのか?
一般的にはどうなんだ?
園児1人当たりの月別の病欠日数では7月が最も多く1.1日,6月が最も少なく0.7日であった.
年度替わりの4月ではやや欠席人数が多くこれは環境の変化による影響が考えられた.
その他で欠席日数が多い月は各種ウイルス感染症の流行時期と一致しており
7月はアデノウイルスやコクサッキーウイルス感染症,
12月はRSノロウイルス,ロタウイルス感染症,
2月はインフルエンザウイルス感染症により増加していることが予想された.
出典:東京女子医科大学「保育園児の病欠頻度に関する研究」(平成29年10月 東女医大誌 第87巻第5号 頁146-150 )
という具合で、個人的には1年間保育園に通った後の感覚値と相違ありませんでした。
みみたぶ家の場合はどうだったんだ?(長男氏:0歳児クラス4月入園のケース)
我が家の場合は、欠席日数(早退含む)は、年間80日強・月平均7日程度でした。
ただし、夫と折半で対応しているため、親1人あたり月2〜3回の半休・有休取得でほとんど賄えています。
ちなみに4月の大量欠席は、中耳炎による発熱の繰り返しです。小児科や小児内科によっては中耳炎は診療のテリトリー外だそうで、疑わしい場合は早めに耳鼻咽喉科にかかることをお勧めします。
原因を特定できて以降は電動鼻水吸引機を導入し、こまめに鼻水を吸ってあげることで、中耳炎による発熱はおさまりました。
「もっと早く気付けていれば欠席日数がかさまずに済んだのかな…?」と、ちょっぴり苦い思い出です😅
病児発生時の対応方法について
考えうるパターンは?
一般的な病児対応は、発熱が始まった時間帯によって初期対応が異なります。
考えうるパターンは以下のとおり。
- 朝 保育園登園前に発熱判明
- 朝 保育園登園後かつ出社前に発熱判明
- 朝 保育園登園後かつ出社後すぐに発熱判明
- 昼 保育中に発熱判明・呼び出し
- 夜 就寝前に発熱判明
- 夜 就寝後(深夜〜明け方)に発熱判明
例えば5番のパターンでは、夜に翌日の対応を決め段取りを揃えるだけの猶予があります。
しかし1〜3番のパターンでは、即座に意思決定し、会社関係・保育園関係・対応先含め、走りながら段取りをつけていくタフさが求められます。
さらに1日で解熱する事もあれば、例えばインフルエンザの場合は約1週間登園停止など、病状によって対応が必要な期間も様々です。
不確定要素が多いなか出たとこ勝負で捌いていると、親もなかなか疲弊しちゃうわけです。
子どもの体調が悪いと夜中頻繁に起きてしまい、親子揃って睡眠不足〜 みたいな状況も多いわけで、まともに頭が働かないこともしばしばですしね…。
みみたぶ家の場合はどうしてるんだ?
紆余曲折を経て、うちの場合は
「保育園を欠席する時のリソースをあらかじめ整理し、優先順位順に一覧化しておく」
という方法で意思決定のストレスを減らすようにしています。(下記参照)
https://twitter.com/MimitabuTareyo/status/1057825913914552320
リソース整理のポイントは「実現の望みが低いものも含め、知恵を絞り尽くすべし」です。
例えば、訪問型病児シッターサービスは登録料・利用料共に高額なので、「できればお世話になりたくない」が復職者の本音ではないでしょうか。
ただし業者によっては
- 急な要請でもシッターのアサイン率が高い
- 月会費・利用時給の異なる複数の料金プランを設けている
等、高い料金を上回るメリットを備えているケースもあります。
初めから対象外とせず、実態を調べ低めの優先順位で検討の土俵にあげるのも手です。
また、以前育休復帰者向けのセミナー主催者が
的な話をしてくださり、内心「そんな奥の手ホントに使うんかな??(ホジホジ)」ぐらいに受け止めていたんですが
結局、年2回発動。
遠方より両実家ばあばを召還したよね…。
本当に本当にいざという時の切り札ですが、万が一の事態に実家を頼れるような関係性であるのなら
「緊急協力要請があったときには、もしできそうであれば協力してもらえないか?(もちろん断ってもOK!)」
ぐらいのトーンでジャブ打ちをしておくのも良いかもしれません。
実際の対応フロー
- 毎日スケジュールを読み合わせておく
- 夫に第1報
- 対応方法・分担を決める
- 動く
- (対応しなかった方は)極力早く仕事を切り上げて帰宅する
といった対応を取りました。
実際には約8割は内作(=夫婦どちらか)で対応しています。
会社・保育園・自宅いずれの距離も私よりも夫の方が近いため、登園後の呼び出しには夫が対応することの方が多かったです。
年間80日休んだ人と40日休んだ人では職場からの印象は大きく異なります。環境が許すなら、夫にも協力してもらいたいところです。
終わりに
色々と備えはしているものの、結局いつ発熱するか読み切ることはできないし、どれだけ長引くかも分かりません。
どんなに工夫を凝らしても、周囲に迷惑をかけてしまう場面は必ずあります。
返せる恩は返しつつ、返せなかった恩は将来の後輩たちのために返すつもりで、長い目で見てワーママライフを楽しんでいきたいものですね。
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